さて、日帰り出張だった筈が突然一泊になってしまったので居残りして今日帰って来たおっさんであります。
昨日の話。
待ち時間が結構あったんで、いろいろ散策もしたんですが、さて約束の時間。
「やっぱり明日の朝にしてくれ」おいおい。
まぁジタバタしても仕方が無い。泊りか。
そんなこんなで列車も変更し、ホテルも見付け、さて、どうしようか。ってネタ探しでしょ、そりゃ。という訳で更に散策。
やっぱりこれも街中至る所にありますねぇ。ピンクの象。
デリリウム・トレメンス・ビールのトレードマークですね。「ピンクの象」というのはアルコールによる幻覚の象徴だそうです。ディズニーアニメ「ダンボ」では酔っ払ったダンボがピンクどころか色とりどりの象の幻覚を見るシーンがあった様な気がしますが。
象繋がりでもうひとつ。チョコレート屋さんの前の看板娘ならぬ「看板象」。
ところでこのチョコレート色(勿論色だけ)の象には「猛象(?)注意」の貼紙がしてあって、
注意!
お腹が空いていると噛み付く事があるので、象に触らないで下さい。
既にチョコレートを食べ過ぎているので、餌もやらないで下さい。
ん?何だかよく分からんが…
お腹が空いていると噛み付く事がある。でもチョコレート食べ過ぎてるんならお腹一杯だから噛み付く心配は無い訳だな?じゃ別に危険じゃないんじゃ?
いいんですけど。まぁ、単純に「『像』に触らないで下さい」と書くよりは遊び心があって宜しいかと。
さて、話は変わりますが、侵略者はここブリュッセルにも出現してる様です。
歩いている内にタバコ屋さんを見付けて、普段パリで吸ってるのと同じ煙草を一箱買ったら、お約束の「Fumer Tue」がフラマン語とドイツ語(?多分)で書いてありました。
ひとつの国の中で二つの言語が共存してるベルギーですからね。
一箱4ユーロ。パリでは5ユーロ70セントだし、安いな、と思ってたら、パッケージの印紙に「19Cigarettes」の文字が。ん?普通煙草って20本入りじゃない?
開けてみたら本当に19本だった。ま、それでも単価はパリより安いですが。
開けてから一本抜き取った訳じゃありません。本当にこの状態で売ってます。なんなんだ?
増税で値上げする代わりに中身を一本減らしたとか?
以前ドイツで煙草を買った時、何だかパッケージが普通より一回り小さいのに気づき、開けてみた所、17本入りでした。普通煙草は20本入りで、7・6・7と三列並んでるものですが、ドイツのは6・5・6で17本でした。しかし国内販売向けだけにそんな特別な箱を作るとコストが高くなっちゃうんじゃないだろか。
こちらはメトロの駅の装飾。ブリュッセル中心地は地下鉄ですが、それが郊外に出てそのまま路面電車になります。昔から路面電車は使われていた様で、路面電車博物館なんかもあるそうですね。
さて夜になり、そろそろ夕食など。飲食店が並んでる横丁へ。
お邪魔したのは「Belg'Epoque」さんです。「古き良き時代」の事をベル・エポックといいますが、この「ベル」と「ベルギー」の「ベル」を引っ掛けて「ベルジェポック」。
通りの感じも、店構えも、ツーリストメニューの店でしょうね。でもまぁそんなに高級料理を食す気も無いので、名物を手っ取り早く頂くには便利そうな店。
そんな訳でベタなコース。前菜にスカンピ(海老)。皿がテーブルに運ばれて来た途端にプーンとニンニクが香ったんですが、食べてみるとそんなにニンニクが利いてる訳でもない。もっとニンニクたっぷりの方がおっさん好みです。塩気もちょっと足りなかったかな。
メインはやっぱりこれ。これは結構いけました。何だかんだ言いつつ結局スープも全部飲んじゃいました。
デザートは…期待もしてなかったけど、まぁこのメニューならこんなもんでしょう。
で、食事も終え、ホテルへ戻る途中、アラブ系の食料品店でこんな物をやっぱり購入。
ベルギーですからね。ベルギー南西部、フランス国境にも近いレフ修道院のビール。ブロンドとブラウンが置いてありましたがブラウンを選択。ヨーロッパビールって結構甘めなのが多いですけど、これもそのクチです。でも割と嫌いじゃない。
ホテルで一杯。後は寝るだけだし。お疲れ様でした。
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