2011年10月12日水曜日

奈落?

てか歌舞伎じゃないんだから。犬夜叉?それも違うから。

パリの街は大体東京の山手線の一周分位しかありません。大体人口は250万人弱位かな?相当な人口密度です。一戸建てなんか滅多にお目にかかりません(郊外は別として)。
地下駐車場も全然足りませんから違法駐車だらけ。

パリで外食が高いのも、税金が高いせいもありますけど、土地が足りないから場所代が高いというのもあるんでしょうね。
以前にも書きましたがパリのカフェは席に着いて飲食すると高級喫茶店価格。でもカウンターで立ち飲みならドトール価格です。

で、そんなカフェのカウンターでぼんやりしてたら、おぉ、始まりますか。以前からこのシーンを撮る機会が無いかと狙ってたんですよ。

さて、一見何の変哲も無いカフェの床です。


良く見ると、蓋が開く様になってるのがわかりますか?


土地が足りないパリの街のカフェは、厨房や倉庫、冷蔵室なんかが地下にあることが多いんですね。そして地上階は最大限お客さんが入れる様にします。


だからこんな仕掛けがあるんですよ。


地下倉庫や冷蔵室に、大量の飲み物のボトルやパックとか食材なんかを搬入するのは大変な手間です。何しろ地下に行く通路の入り口も最小限のサイズですから、大荷物を持って上り下りなんかできません。
ゴミ出しも同様。地下の厨房で出る大量のゴミを詰め込んだゴミ収集容器とか空き瓶で一杯のケースなんか、階段で出し入れする事自体不可能です。
だからどこのカフェにもこういうエレベーター(?)があるんですね。


なんだか舞台の「迫り」みたいですけど、これに重い物を載せて上げ下げ。これ、ごみ収集の時とか、搬入業者さんが来た時とか、そういう用事がある時にしか見られませんし、日本と違ってゴミ回収も食材の納入も決まった時間にちゃんとは来ませんしね。
いくら馴染みのカフェだって写真を撮るだけの為にエレベーターを動かして貰う事もできませんし。
いや、今日は丁度良いタイミングでした。

だから何だと言われても困るんですが。

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