2011年10月6日木曜日

アメリカ人は略さないのかな。

関東人は「マック」関西人とフランス人は「マクド」。じゃアメリカ人はなんて呼ぶんだろうか。英語では「マク」をやたら小さく言って「ダナルズ」、「ダ(ドじゃないんですよね)」に強力なアクセントを添えますが。略して言ったりしないんだろうか。

で、とある日本人がアメリカ人の彼女とヨーロッパ旅行。レンタカーでいろいろ観光して、とうとうパリにやって来ました。彼氏が運転、彼女は地図を見ながらここ右、とかそこ左、とか言ってます。
彼女曰く「ここをしばらくまっすぐ行くとマクドナルドがあるから、そこを左」
ん?ちょっと待て。彼女が見てるのは普通の道路地図で、飲食店なんか載ってる訳が無い。
地図を見ると、そこには確かに「M」のマークが。でもこれ違うって。

これですね。


パリのメトロの入り口だけでコレクションができちゃうと思うので、これまたおいおい紹介したいと思いますが。これが一番シンプルな奴ですね。


黄色のポール

ここに一例が見られる黄色の「M」は1960年代末に登場した。1900年の創業以降、メトロはエクトル・ギマールによってデザインされたアール・ヌーヴォー様式を段々脱却し、時代に合った新しい標識を作る様になった。
「メトロポリタン」の表示は程無く短縮されて「メトロ」となり、夜には光る、ラジオのアンテナを思わせる黄色い「M」の表示になった。この表示は時にはシンプルなステンレスの近代様式だったり、また時には古い鉄と石でできているそれぞれ周辺の景色ともよく似合っている。このポールの表示は、長い間黄色だったメトロの切符ともよくマッチしていたし、またこの「M」は「公害追放、マイカーは止めてメトロを使おう」という地下鉄公団の広告塔にもなった。

最後の一文は若干説明が必要ですね。この「M...」には恐らく「Merde」が入るのではないかとはおっさんの知り合いのフランス人さんのご意見。「Merde」は英語の「Shit」ですね。そういう訳で「公害のクソッタレ!」つまり車を使うと排気ガスやなんかで公害が広がる。メトロを使ってる人達は大気汚染の軽減に一役買っている。
「メトロを使おう、公害のクソッタレ!」でもこういう「Gros Mot(下品な言葉、英語のFour letter Wardsに同じ)」はあまり堂々と書く訳には行かないので「M...」と表記したのではないかと。

話が恐ろしく飛びますが、ジョーン・バエズが「Love is just a four letter ward(愛なんてただの四文字言葉)」という曲を歌ってまして。曲を書いたのはボブ・ディランですけどね。この曲の歌詞カードについてた日本語翻訳タイトルが「愛はちょうど四つの文字のよう」となってて大笑いした事があります。
「四文字言葉(Four letter Ward)」なんて書いてもわかりにくいし、日本語で「卑猥語」なんて書くと誤解を呼びそうだし、誤訳承知でこう書いとけ!」という事だったのか、 単純な誤訳だったのか。
誤訳といえば、やはりジョーン・バエズの話ですが、ベトナム戦争の頃、インタビューで「私が払った税金が戦争に使われるなら、私は税金の支払いを拒否する」と言ったら、「こんな高い税金払えない」と翻訳されたことがあったそうですね。これってCIAあたりの陰謀?

さて、話を戻して、ここはガンベッタ駅です。駅前は桐の木で一杯です。「桐の箪笥」の桐ですね。いや、お好きな方は桐の香りからあらぬ方へ連想が飛ぶかと…


まぁいいんですけどね。
今は勿論花はありません。実がなって来てます。この、桐の葉と実を見てると、「五三の桐」とか「五七の桐」とか、なるほどと思いますが。そういえば日本の内閣府の紋章は「五七の桐」でしたけど。日本の内閣、相変わらずドタバタしてますねぇ。

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