一昨日ストがありました。国鉄、近郊通勤線なんかに影響が出ましたが、地下鉄は通常運行、バスもほぼ通常通りだったんで、郊外から通勤する人は大変だったでしょうが、パリ市内に住んでる人にはそれほど影響はありませんでした。
「でも…」
「デモもストもあるもんかい!」
などという会話も今は昔。今の日本の人にはこれは通じないでしょう。「『ありがとう』なら芋虫は二十歳」とか、「何か用か、九日十日」というのと同じレベルですね。
フランスはまだまだデモもストも現役です。そんな中、ほぼ唯一ストの影響を受けないのが地下鉄14番線です。何故かって運転士がいませんから。コンピューター制御の自動運転ですからね。コンピューターがストなんか始めたら怖いですね。機械が自我に目覚めるとか、ほとんど「ターミネーター」の世界です。
で、この14番線のピラミッド駅からベルシー駅に行きまして。
14番線といえばこれ。地下通路からホームへと続く神龍(ドラゴンボール?古いな)みたいな照明。
で、ホームに降りたらやっぱり見付けちゃいましたよ、これ。
「色とりどりのドーム天井」 ジャック・ティシニエ
この駅の天井はジャック・ティシニエの芸術的主張「ティシニャリザシオンNo14」を表している。白いセメント壁に埋め込まれた、七宝で彩色をを施した直径16センチの1000枚の円盤が、パピルス(訳注:日本名「カミガヤツリ」古代エジプトの紙「パピルス」の原料)の花の赤や青への変遷を表現している。ジャック・ティシニエは1936年に生まれ、パブリックアートのコンセプト「ティシニャリザシオン」:形態と機能の想像的統合のクリエーターであり、彼は同じくマドレーヌ駅のドーム天井の装飾も手がけている。
はぁ。これがパピルスの花?見た事無いから良く解らん。
ところでこのメトロ14番線、全自動で運転士がいません。という事で、先頭部に乗ると面白いですよ。運転席がありませんから、こんな感じ。
先頭部分に乗ると、ジェットコースター感覚とでも言うのかな?が味わえますね。そんな訳でお父さんは子供を先頭部に座らせて「ほ~ら、見てごらん」。
どのくらいジェットコースター感覚かというと、
さぁ、スタート
暗いトンネル内だからはっきりした画像は撮れませんが。向かいからやって来た電車と擦れ違う時はこんな風に見えます。
さて、次の駅が近付いて来ました
そして駅構内に侵入中。
そしてスタートに戻る。
暗いトンネル内、フラッシュも使えず、増して14番線はコンピューター制御の全自動で、他の線の様に突然止まったりしませんからね。この程度の画像しか無いんですけど。
で、トンネル内の線路の様子を撮りたくて機会を伺ってたんですが、これは他の線ですが、運転室のマジックミラー越しにトンネル内画像ゲットォ~!とか思ってたら、助手席にいた禿げたオジサンが写ってました。OTL。
0 件のコメント:
コメントを投稿