さて、サン・ピエール教会の続きです。
またもや聖母子像。この聖母子像のすぐ隣にあるステンドグラスにも聖母子(右側)がいるんですが、今日の主役は左側のこの人、いやこの天使か。
聖母マリアと大天使ミカエルもまた深い繋がりがありますね。大天使ミカエルは時に聖母のメッセンジャーを務める事があります。1961年のスペインのガラバンダルで起こった聖母出現の奇跡の時にも、聖母出現の前触れ(?)として大天使が現れたそうですし。
4/29の記事の中で、大天使ミカエルは死者の魂の導き手でもあり、これはギリシャ神話のヘルメス、ローマ神話のマーキュリーの役割でもあると書きましたが、ヘルメスはまたお告げの神様でもありますし、マーキュリーは伝令の神様です。ここにもまた聖オベールにお告げを下し、聖母のメッセンジャーを務める大天使ミカエルとの共通点がありますね。
でもこの大天使、なんかジョジョを思わせる様な顔立ちとポーズじゃありません?
そして教会の中は大天使だらけ。
祭壇にあるちょっとイコンっぽい大天使。こういう感じの絵は、正教の教会でよく見かけますけどね。
こっちは壮大な彫刻の大天使。これがやっぱりここの御本尊様かなぁ、と思いたくなりますけど、ここはサン・ピエール教会ですからね、念の為。
モン・サン・ミッシェルの上に君臨(?)する大天使。
教会の中が暗いうえに、中二階みたいな高い所にあるんでうまく写真が撮れませんけど、更にもう二点の大天使の絵画。
これでもかって位に大天使だらけです。
モン・サン・ミッシェルを訪れる人達の一番の目的は勿論修道院なんでしょうが、「天国の門番」サン・ピエール教会にも多くの人がお参りに見えてます。
教会の裏側に回れば、教会の鐘楼越しにこんな風景も見られます。お土産物屋さんが一杯の参道から少し外れて、裏道を一回りしてみるのも面白いですよ。
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