東駅に行ったらアルザス・フェアをやってました。仕事で行ったんですが偶然にも開催初日でして、こりゃちょっと寄ってみなきゃねぇ。
パリ東駅は東フランス方面の列車が発着する所で、アルザス地方やロレーヌ地方に行く時に使います。アルザス地方のストラスブールのクリスマス市は有名です。
東フランスより更に先に行けばドイツですね。シュトゥットガルトやニュルンベルクのクリスマス市は日本でもテレビや雑誌なんかでよく見る様ですね。
東駅のすぐ横には「アルザス通り」や「ロレーヌホテル」なんてのもありまして。
こういう地方物産フェアみたいなのってやっぱり楽しいです。
アルザス地方と聞いてまず思い浮かべるのは何でしょうね?
シュークルート?流石にキャベツのスタンドはありませんでしたが、ソーセージ類はやっぱり豊富。
ドイツにも近く、というよりも、昔からフランスとドイツで取り合いをして、フランスになったりドイツになったりしてきた土地柄ですからね。
今でもフランス語とは別に「アルザス語」が存続してますが、これは結構ドイツ語に近い様に感じますが。そして東フランスではドイツ語ができる人が多いですよ。
アルザスワイン?日本ではフランスワインと言えばボルドーとブルゴーニュがやっぱり有名ですけど、他にもいろいろある訳で、フルーティーで軽めなロワールワインとか、値段の割に結構重さもあるプロヴァンスワインとか。
そしてアルザスワインも良いですよ。アルザスワインはすらりとスマートなボトルが目印。
因みに言うとボルドーはいかり肩、ブルゴーニュはなで肩のボトルですね。
フォワグラ?特に外国人には「ストラスブールのフォワグラ」というのが有名ですね。「007」のジェームズ・ボンドも愛用してた記憶がありますが。フランス人にとってはフォワグラというと、アルザスもそうですが、ドルドーニュ地方を思い浮かべる人の方が多いんじゃないでしょうか。
クーゲルホップフ?ロシアから旧東欧圏にかけて、こういう焼き菓子が多く伝わってますね。サヴァランなんかもその流れを汲む物ですし。ドイツから東フランス辺りにまで「焼き菓子文化圏」は広がってます。
画像でわかりますかね?前列右の方の、カヌレを巨大化させたみたいな、薄茶色の物です。
もうひとつお菓子屋さん。
この辺まではお馴染みの物ですけど、今回の意外な発見はこれ。
「アルザス・ウィスキー」。フランスでウィスキーなんて造ってたのか。初めて知った。やっぱりウィスキーと聞いて思い浮かべるのはアメリカやイギリスですけどね。タイのウィスキー「メコン」も美味しいですけど、実は「メコン」の原料は麦じゃなく米なので、厳密にはあれはウィスキーじゃないんですってね。って話が逸れましたが。
もうひとつ、ミートパイ。こんなにいろんな種類のミートパイがあったとは知りませんでした。ソーセージやミートパイでアルザスワインを一杯…んー、良いですねぇ。
そんな訳で、クリスマス市と言ってる割には食い物の画像しかないじゃないかと言われそうですので、こんな画像で締めくくろうかと。
或いはアリバイ的にと言おうか。
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