2011年9月16日金曜日

スラム街?

日本の女性は外国でも人気がありますねぇ。

その昔、アメリカン・ドリームを追い求めるアメリカ人さん達の理想は、「成功者となって、ニューヨーク(あれ?ロサンジェルスだったかな)に住み、中華料理を食べ、日本人を妻とする」事だった、なんて言われてましたけど。まぁその後に「フランス人の愛人を持つ事」ってのが秘かに続いてた様ですが。

海外旅行中の日本人女性で、現地の男性からナンパされたなんていう方も多いんじゃないですか?
まぁ、ナンパされて意気投合して楽しい時を過ごしたなら、それはそれで旅行の思い出の一つでしょうが、そうとばかりは行かないのが現実です。

以前、パリに来た日本人女性が「黒人から声をかけられて怖かった」という様な事を言ったら、在仏の日本人のマダム曰く、
「何言ってるの、金髪男から声をかけられたら喜ぶくせに、相手が黒人だから怖いなんて、アナタ、それは人種差別よっ!」
ごもっとも。ただ金髪だったらみんなカッコイイとは限りませんが。
そこまでは言わずとも、黒人やアラブ人が多いというだけで、「治安が悪い」「怖い」と決め付けてしまうのは日本人旅行者の悪い癖ですね。

おっさんも同じ様な経験がありまして、日本から見えた方がホテルについて不満を漏らしてたんですが、
「このホテルの周辺は怖い。ホテルのすぐ裏側がスラム街ですよっ!」
と言われて「はぁ?」です。ひどい事言いますね。どこにスラム街なんかあるというんだ?
アラブ人は多いけど、ごく普通の商店街じゃないか。おっさんもよく面白い小物がないかと店を覗いたり、アラブ料理を食べに行ったりする所なんですけど。
というか、この方、本当のスラム街なんて見たこと無いんでしょうね。だから平気でこんな事が言えるんでしょうが。

今時日本でだってアラブ人なんかいくらでも見かけるでしょうに。
件の日本人女性が「スラム街」と呼んだのはこんな所。

どこにでもある様な食料品・小間物屋さん。


こっちはどちらかと言えば八百屋さんに近いかな。日本ではあり得ない様な商品のレイアウトではありますが。


定番ケバブ屋さん。それこそフランス、いやヨーロッパ中(ひょっとして世界中?)どこにでもある。


焼きトウモロコシの屋台(?)焼き栗屋さんと並んでパリの秋~冬にかけての風物詩ですねぇ。おっさんとしては、「あぁもうそんな季節になったのか、じゃ一本買っちゃおうかな…」なんですけど、日本の方はこういうのも怖いんだろうか。


ごく普通の靴屋さん、洋服屋さん、カフェ、


雑貨屋さん。


こういう所の雑貨なんか見て歩くと、面白くて時間の経つのも忘れてしまうおっさんにとっては、これのどこが怖い?スラム街?なんですけどね。
じゃあアナタは日本でどんだけ凄い御殿だかお屋敷町だかに住んでんの?なんぞと嫌味の一つも言いたくなります。

それとも一般的な日本の方の感覚からすると、これを「怖い」と思う人が大多数なんでしょうか。

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