こう書くとなんか厳しいですね。
ユネスコと書けば「な~んだ」ですけど。
Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(輻射の誘導放出による光増幅)頭文字をとって「レーザー」みたいな感じですが、
United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization(国際連合教育科学文化機関)頭文字をとって「ユネスコ」ですね。
パリのユネスコ本部。
おや?何か写ってますよ。ほら、端っこの方に。いや、心霊写真じゃありません。
これです。
1945年に作られたこの機構は、教育、科学、文化の領域での緊密な協力体制によって、160を超える参加各国の間で平和を推進する使命を持っている。建築や装飾は、従って、それぞれ違った国籍の芸術家達に委ねられた:1955年から1965年にかけて3ヘクタールの土地に建てられた四つの主な建物はアメリカのマルセル・ブロイヤー、イタリアのピエール・ネルヴィ、フランスのベルナール・ゼルフュスによるもので、最新の技術が用いられている。全体で「Y」の形をした事務所の建物は士官学校の眺望に溶け込む様に計算されている。装飾は20世紀中頃の美術の最も典型的な一面を見せている。
二十世紀中頃なんていうと大昔みたいですけどね。
こういうの?
カルダーとか。
ライツェル(ラ・デファンスの「新凱旋門」の人ですね)とか。
あれ?ジャコメッティの画像がないな。
ところで、この庭園そのものはイサム・ノグチの設計でしたっけね。
そしてユネスコ憲章前文の石碑。
戦争は人間の心の中に生まれる。
平和擁護が築かれなければならないのも人の心の中である。
今の日本人の意識の中では、ユネスコって平和のための機関というよりは世界遺産認定機関みたいなイメージじゃないでしょうか。「平和を守る」ために「教育・科学・文化の交流」をする、その一環が世界遺産なんですけどね。
ユネスコ本部の敷地は、元はすぐ隣にある士官学校の土地だったんだそうです。
「軍」が「平和の機関」に土地を提供する。逆説的ではありますがね。
で、ユネスコとは全然関係無いんですが、ユネスコ本部の近くを歩いてたらこんなのがあったんで、つい撮っちゃいました。
商業・海運省とでも訳すのかな。この辺はお役所が多い所です。
で、これがどうかしたかって?いえ、別に。扉の装飾がきれいだったんで、ついでに載せただけです。深い意味はありません。
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