本題、「アルマ橋」です。
アルマとはクリミア戦争中、英仏連合軍とロシア軍の戦闘があった所の名前ですね。と言うか正確には「アルマ川の戦い」なんですがね。アルマ川はクリミア半島を流れる川の名前なのですね。
「アルマの戦い」はロシア軍には指揮系統の統一の重要さを、そしてフランス軍には情報戦の難しさを、それぞれ教訓として残したそうですね。お互いちぐはぐな状態で闘って、どっちも身動きできなくなってしまったって…まぁ、勿論戦闘がそれだけ激しかったから、消耗していたって事でもあるんでしょうが。
この橋はまたセーヌ川の観光船バトームーシュの乗り場のすぐ近くでもあります。
って船とエッフェル塔を画面に入れる事にばっかり気をとられて橋がほとんど写ってないじゃないか。やり直し。
これも何だかなぁ。
ま、でもこの角度で撮ったのにはちょっと意味があります。
橋の袂にズアブ(アルジェリア)兵の彫刻があるのが分かりますか?元は四体の彫刻がこの橋を飾ってたんだそうですが、三体はそれぞれ別の所に移され、今残っているのはこの一体だけです。
このズアブ兵さんの彫刻は、パリの人達がセーヌ川の増水を測る時の目安になっています。
1910年の洪水の時には水位はこの彫刻の顎まで来ていたとか。
昔の洪水の様子。(これ、パリの街ですよ。念の為。)
昔はセーヌ川はよく氾濫し、川岸の道路が毎年水没していたのですが、ここ数年、雪融け水の頃なんかに増水することはあっても、セーヌは余り氾濫してません。治水工事とかが充実したんでしょうか。それともやっぱり異常気象なんでしょうかね?
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