2011年8月6日土曜日

街角のアートですねぇ。

7/28日の記事の小さな教会、あれからまたいろいろ資料を漁ったら、彫刻はトリケッティ(マドレーヌ寺院やウィンザー城なんかにも作品を残している)だし、ステンドグラスの為の下絵を描いたのはアングルだったと判明。そりゃ気にもなるわな。

ずっと、アングルのタッチにそっくりだとは思ってたんだが…本物だったか。
まぁ、こっちの調査も不十分だったのだが…

さて、気を取り直して。
で、今日は徹底的に無名な「芸術家」さん達の作品を取り上げてみようかと。

第二帝政時代にパリが大改造された時代の建物、古き良き時代の建物ではあるけれど、全部が全部高名な芸術家の手になるものでもない訳で、どっちかと言えば「彫刻家」というより「石工」さんが造ったものだと思いますが、こんなの。


上の二枚はScribe通り、下のはVendome広場の近くPaix通り。
これを造った人が無名?


これはもう少し庶民派? 何か、職人さんの工房の看板だったのかな。
Fourcy通りとJouy通りの交差点にて。


Contrescarpe広場で。パリの紋章のプレート。何か特別な家なんでしょうかね。現在は普通のアパートに見えますけど。このプレートの下はカフェになってます。


これもContrescarpe広場。
かわいいですねぇ。林檎のイラストの番地表示。ノルマンディーやブルターニュとか、林檎の産地に行ったらこんなのありそうです。ひょとしてそういう地方出身の方が住んでるとか、作者がそっちの方の人だとか?


Moufftard通りをSt.Medard教会の方へ下って行くと右側に「陽気な黒人」。何の店だったんだろう。


少しMoufftardの坂を下った所。街の、何てことないカフェ・レストランの彫刻、これが凄い。


この家に住んでる人は、パーティーなんかで自宅に人を呼ぶ時とか、説明し易くていいかも知れません。
しかし見れば見る程、細かい仕事振り。


「画家・彫刻家」でもなく、「絵付け職人・石工」ですらなく、「土木作業員」さん達の作品。パンテオンの足元の敷石のモザイク。

取りあえずざっと目に付いた所だけでこれだけあります。N.Y.とも、ロンドンとも、また違った意味でアートの街ですね。パリ。

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