2011年5月11日水曜日

飛行機に関するお話。

さて、パリに単身赴任中のおっさんは時々日本に帰る訳ですが、先日はパリ発羽田行きの便を利用しました。

この便、便利ですね。成田よりずっと近いし、日本に朝着いて、(体力が許せばですけど)その日一日使えますし、帰りは夜中ですから一日家族と過ごしてからゆっくり羽田に向かえば良い。成田便だと朝五時起きで空港に行かなきゃならないので、前の夜はゆっくりできないわ、早起きで出発も慌しいわですからね。
ただし、気をつけないといけないのが出発日。例えば5月1日羽田発の便であれば、4月30日の夜に羽田に行き、チェックインを済ませ、夜中、日付が変わって5月1日になってから搭乗、出発です。これを勘違いして、5月1日の夜に空港に行ったら、係員さんから「お客様のご予約は本日の便ではございませんが…」と言われちゃう訳です。

おっさんの知り合いでもこれをやった人がいましたし、やはり同じ様な状況だったのでしょうか、係員さんに喰ってかかってた人もいたとか。いやぁ、気をつけないと。もうひとつ、エールフランスの成田発パリ行きで、夜出る便がありますが、こちらは23時位だったかな、日付が変わる前ですから、そういう心配は無いんですけどね。

勘違いとは恐ろしいものですね。勘違いと言えば、先日ニュースサイトに出ていた、やはり勘違いの話。飛行機の中で、「インターネットでチェックインを済ませ、席もちゃんと決めてあったのに、違う席に座らされた」とCAさんに怒鳴り散らしてるお客さんがいたそうです。先輩の、チーフ格のCAさんが対応に出て、「そのインターネット・チェックインのプリントアウトを拝見できますか?」お客さんは書類を出して、書類の席番号とは全然関係無い所を指差し、「ほら、ここにちゃんと20Kって書いてあるだろ!」
よく見ると、確かにそこには20Kとは書いてあったものの、それは預け荷物の重さについて書かれた部分で、「スーツケースの重さは20㌔まで」という意味の「20K」だったのでした。この先輩CAさん、全身の力が抜けたそうです。そりゃそうだ。(こう書くと笑い話ですけど、勘違いで理不尽に怒鳴りつけられるCAさん達には本当、お気の毒な話です。)
まぁ、こんな勘違いのお客さんもそうしょっちゅういる訳じゃないでしょうが。

怒鳴り散らす話ばっかりですね。今度は微笑ましいネタにしましょうか。
CAさんが機内で飲み物のサービス中。「お飲み物でございます」何千、何万回と繰り返した言葉でも、弘法も筆の誤り、猿も木から落ちるの例え通り、この時に限って噛んでしまいました。「お飲み物でござる…ります」お客さんもノリ易い人だった様で、恭々しく飲み物を受け取りながら一言。「かたじけない。」まぁ、これは鶴瓶師匠のネタですが。

パリ在住の日本人同士も会話は当然日本語でするんですが、時々フランス語の単語が混じる事もありまして。中には「あれ?これって日本語でなんて言うんだっけ?」なんて人もいます。おっさんは以前書いた通り、日本語を使い過ぎて、横文字に慣れてる今の日本の方と話が噛み合わない事の方が多いですが。5月5日に書いた話も、「ヒナゲシ」について色々と話をした後で、「あ、なんだ、ポピーの事か」なんて言われた事がありますし。そのうちリンゴについて話したら、「あ、なんだ、アップルの事か」とか言われる様になるんじゃ…いや、それはもうわかったから。
昔々、飛行機に喫煙席があった頃の事(えらく古いな)、日本に帰る人を空港に送って行きました。チェックインカウンターで、「喫煙席?禁煙席?」と聞いたら、「え?あ、えーと、き、キ?…キツエンセキで」。喫煙席を取りました。そうしたらその方、座席番号の所に煙草マークがあるのを見て、「あの~、ノースモーキングシートが良いんですが」。そりゃキンエンセキでしょうに。

話は変わりますが、日本からパリにみえる方は大抵シャルル・ドゴール空港に着く訳ですね。飛行機が着陸したら、滑走路や誘導路の周りの芝生を眺めてみませんか?飛行機の窓から野兎が見える事が結構ありますよ。シャルル・ドゴール空港と周辺敷地には約五万羽の野兎が住んでいると言われてます。どうやって数えたんでしょうかね?まぁ、単位面積当たりの兎の数と総敷地面積から算出するのが普通でしょうが。
グレーっぽいのや茶色いのは周りの色に溶け込んで見づらいですが、黒兎は目立ちますから、割と分り易いんじゃないでしょうか。

黒兎ねぇ。凸凹黒兵衛とか?幾ら何でも古すぎないかい?蛸の八ちゃんとか、窓野雪夫君とか?日の丸旗之介、冒険ダン吉、月光仮面、ジャガーの眼、タンク・タンクロー…おっさん、本当は何歳なんだ?。

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