さて、今日は休みで町をぶらついて、ネタを仕入れて来ましたよ。
で、こんな写真。
国立近代美術館があるポンピドーセンターのすぐ北側の一画にある「Quartier de l'Horloge」。「時計横町」とでも訳しましょうか。確かに時計屋さんもありますが、他の店もいっぱいあるし、特に時計屋さんが多い訳でもないし、何で時計横丁?記録によると昔は高級ブティックやレストランが多かったんだそうですが。60年台に、「現代の都市問題を改善する為の一つの試みとして、建築にとどまらず、技術者や芸術家、社会学者など様々な専門家達が集まって作った」一種のモデルケースの様な物だったらしいのですが…これだけじゃ何の事かさっぱりわからん。どんな問題をどう解決しようとして何をしたのか?どこにも書いてないぞ、こら、フランス語WIKI。
まぁ、確かにここは公道でなく私有地なので、自治会(?)がいろいろ自分で決める事ができるらしい。車の通らない、落ち着いた雰囲気の場所ではありますが。
通常の住所表示に「Quartier de l'Horloge」のロゴを加えた表示も可愛いですけどね。
この「時計横丁」の一画に、こんなものがあります。「時の守護者」。
機械仕掛けの絡繰時計なんですが。時計横丁だからでしょうかね、時の守護者がいて、大地を表す竜、海を表す蟹、空を表す鳥と闘うという仕掛けになっております。
で、この絡繰時計「時の守護者」は1975年、COGEDIM(総合不動産開発グループの様ですね)がジャック・モネスティエに依頼し、1979年10月8日パリ市長ジャック・シラクによって序幕された、とだけ書かれた、意味も由来も何も書いてない案内板。駄目だこりゃ。
更に案内板の上には「故障中」の文字。いよいよ駄目だこりゃ。
1995年にレストアされ、クォーツが電波時計になり、時を告げる音がテープからCDに変わったが、資金難により絡繰は2003年から止まったまま(by フランス語WIKI)。ホント駄目だこりゃ。
おっさんはこの絡繰時計がまだ動いている頃、見に行きましたよ。その頃は今みたいに携帯でビデオをさっと撮れる様な時代ではなかったので(3月24日「そんなフランスが大好きさ。」をご参照ください」)、残念ながら「時の守護者」の勇姿は手元にありません。
いつか、守護者が再び立ち上がる日はやって来るのでしょうか???
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