2011年3月1日火曜日

日本語がお上手ですね!

3月に入りました。春先は変な人が…いや、それはもういいから。

フランス革命暦では風の月。日本でも春一番は春を告げる風ですね。
"風に吹き上げられた埃の中、あー、あれは春だったね~♪" とか。
フランスにも春を告げる西風が吹くのがこの季節って事でしょうかね?この西風によって春が訪れる所からクロリスとゼフュロスの物語とか…まぁ、それはまた今度にしよう。
三月をまた弥生といいますが。「木草弥や生ひ月」、木や草がいよいよ生い茂る月という意味らしいですね。

ところで弥生、というと縄文、と出て来ません?縄の紋様がついた土器を使って縄文というのは分かり易いけれど、何で弥生なのかと思って調べたら、東京の文京区弥生の貝塚で出土した土器が弥生式土器と呼ばれ、その時代が弥生時代なんですってね。たぶんこれ小学校あたりで習ったのかも知れない。すっかり忘れてました。

日本人の顔にも縄文型と弥生型があるんだそうで。
縄文型は歯の噛み合わせが毛抜き型。先っぽ同士が合わさる型ですね。鼻は鷲鼻、眉や顎が突き出した、南伝系、または土着系。
弥生型は顔にあまり凸凹の無いタイプで、歯の噛み合わせも鋏型。鋏の刃の様に擦り合わさる型ですね。北伝系、または渡来系。

因みにおっさんは縄文型です。
小学校の頃、先生がいきなり "まぁ、君はすごい顔してるね、浮世絵に出てくる人みたいじゃない?"と言って見せてくれたのが写楽の二代目大谷鬼次「奴江戸兵衛」。
今なら「あぁ、そんなに当代一の人気役者に似てますか?」などと嘯くこともできますが、小学生にそんな事言ったって、"変な顔" という意味にしか聞こえませんって。おかげでそれ以来、顔にコンプレックスを持ちましたね。

で、やっぱり珍しい顔なんでしょうかね。よく言われるのが "日本語が上手ですねぇ!" とか、"え?あれ?あ、日本語だぁ!"とか。まぁ、いわゆる "彫りの深い顔立ち"という事?縄文系?
日本の方から言われるのにはいい加減慣れてますが、外国人からまで言われるとはどういうこっちゃ。
フランスに来たばっかりでまだフランス語も拙かった頃、フランス人のマダム曰く "あぁ、貴方はスペイン系だから少し訛りがあるのね!"っておい。先日もアラブ系の方から "南米?アルゼンチンあたりかい?"とか聞かれました。

ま、持って生まれたこの顔ですからね。死ぬまでこの顔です。以前、一家で娘の学校に行ったら、娘は友達から "同じ顔が3つある!" と言われたそうで。おっさんと、上の娘と、下の息子と。恐るべし縄文の遺伝子。

しかし何で "春" からここまで話が飛ぶかな。まったく。

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