パリの街は夜景の美しさに非常に気を使っているといわれます。主要モニュメントのライトアップには誰でも注目しますよね、凱旋門とかエッフェル塔とか。今日は、若干視点を変えて、「おや、こんな所に」の三連発です。
まずはエティエンヌ・マルセル。パリ市役所の南側、セーヌ川沿いに、パリ商人頭(ほぼパリ市長に匹敵)であったエティエンヌさんの銅像。この人の事は佐藤賢一さんが「双頭の鷲」の中で書いてますね。
百年戦争中に、イギリスの捕虜になったジャン2世善良王や、摂政であった王太子シャルル(後のシャルル5世賢明王)と対立し、北フランスの農村で蜂起したジャックリーの乱とも手を結び、一時はパリを手中にした人ですね。結局はジャックリーの反乱も散り々々になり、エティエンヌも自分の守備隊の隊長に殺されてしまいます。
そしてこのエティエンヌ・マルセルの銅像の後ろ、市役所の建物の壁を見て下さい。わかりますか?影絵になってますね。
そしてもう一人。これも同じく影絵になってますが、今度はドゴール将軍です。シャンゼリゼの中程にあるグランパレ前。日本からフランスにみえる方々は、大抵シャルル・ド・ゴール空港に降り立ちます。第二次世界大戦のフランスの英雄、戦後は大統領でしたが、フランス人の間では評価が分かれます。国民のヒーローの様に持ち上げる人がいるかと思えば、ドゴール崇拝にも神話にもウンザリだ、という人まで。まぁ、政治家さんというのは、評価する人の立ち位置によって評価が違いますからね。評価が分かれるのは当然と言えば当然しょうか。
そして三つめですけど、いきなり話が変わります。これはうちのアパートの中庭です。隣の家から漏れる灯りで…こんなものが。
この写真を、「こんな所にはちゅねミクがいた」と題して日本の家族に送ったんですが。家内は「えー、お父さんは、一人暮らしのストレスでおかしくなっちゃったのかしら?何も無い所に、人には見えない何かが見える様になっちゃったのかしら」と心配したそうです。
すみません、唐突に話題が飛びましたけど、別におかしくなった訳ではありませんので念の為。
失礼しましたぁ~。
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