2012年1月6日金曜日

♪まわるまわるよ 時代はまわる♪

懐かしいですね、中島みゆき「時代」。おっさんとしてはみゆき姐さんはやっぱり「暗い時代」が良いのでして、所謂「ご乱心の時代」頃から離れ始め、「かっこいい」時代にテレビなんかでよく耳にするようになり、改めて聴いて見るとやっぱり凄いのはわかるんだけど…ちょっと。
例えば、亡くなった父君の事を歌ったと言われる曲に「あ・り・が・と・う」(このアルバム大好きだわー。前二作の突っ張った感じから、その次の「愛していると言ってくれ」の強烈なインパクトの間の過渡期というか、橋渡し役というか、とにかく何かが変わったなと感じさせるアルバムでした。)収録の「まつりばやし」と「臨月」収録の「雪」がありますけど、やっぱり「まつりばやし」の方が好み。というか「臨月」の頃からのステージの演出がどうも???で、「夜曲」とかね。

何と長いマクラだ。
さて。「時代」の話です。先日のヨーロッパ駅にもあった「メトロ100年」記念のプレート、今度はチュイルリー駅です。


メトロ100年のための九つの駅

メトロ100周年に際して、九つの駅が19世紀と20世紀をつなぐ指標となるテーマに沿って演出された。各駅ごとにテーマがあり、感動、時に驚きを呼び起こす。メトロの歴史の中で、これらの駅はメトロの文化的側面を見せてくれる。九つの駅とは、歴史の証人・チュイルリー、健康・パストゥール、音楽・カールフール・プレイエル、スポーツ・ヴィルジュイーフ・レオ・ラグランジュ、ヨーロッパ・ヨーロッパ、映画・ボンヌ・ヌーヴェル、メトロを造った人々・モンパルナス・ビヤンヴニュ、創造・サン・ジェルマン・デ・プレ、都市におけるエコロジー・リュクサンブール、である。

チュイルリーの証人 思い出は歌う

時代と、パリの交通を巡る様々な証言が一堂に会した。1900年から2000年までの、分かち合われ、目撃され、顧られ、時に忘れられた記憶達の世界。10年ずつに区切られた11枚の展示の中で、それぞれが出会い、記憶のひとつひとつを再構成し、それぞれの時代の流れの中、活発で行動的な当社の歴史を辿る。ユーモアとノスタルジーが混じり合う詩的、視覚的な旅を…

さてそんな訳で1900年代から。


メトロが開通した年、パリ万博の年ですねぇ。1900年といえば…おっさんの祖父が生まれた年でもありますね。
1900年代には哈爾浜事件の伊藤博文暗殺、ABO血液型の発見、ライト兄弟の動力飛行機による世界初飛行、それに続くサントス・デュモンのヨーロッパ初飛行、ルイ・ブレリオのドーバー海峡横断飛行、日露戦争、相対性理論発表なんかがありました。

1910年代。


パリの交通にメトロの他にバスが加わりました。
第一次世界大戦、ソヴィエトの成立、アフガニスタンの独立、ローラン・ギャロスによる地中海横断飛行、タイタニック事件、明治から大正への移り変わり、ガンジーの非暴力・不服従、幸徳秋水らの大逆事件、マチュピチュ遺跡の発見、アメリカ禁酒法制定とか。

1920年代。


ジョセフィン・ベーカーの時代、タンタンも登場、スピリット・オブ・セントルイス号によるリンドバーグの大西洋横断無着陸飛行(この時リンドバーグが降り立ったブルジェ空港はまた「ダ・ヴィンチ・コード」でも有名になりました)、関東大震災、アル・カポネの時代、大正から昭和へ、ブラック・サーズデイに始まる世界恐慌、等々。

1930年代。


チャップリンの時代、とはいえ30年代といえば「街の灯」「モダン・タイムズ」なんかの頃で、1910年代の短編の時代は過ぎ、でもまだ「独裁者」や「殺人狂時代」にまでは行ってなかった頃。ナチスは1933年にすでに政権を取ってましたが。スペイン内戦でも、ナチスドイツや、1925年からイタリアで政権を取っていたムッソリーニの後押しで、フランコ率いる右派が優勢となります。このスペイン内戦はピカソの「ゲルニカ」ヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」を生み出しますね。そして第二次世界大戦へ。

1940年代。


フランスの占領と解放、太平洋戦争、原子爆弾、ラスコーの洞窟壁画の発見、国連、冷戦、中華人民共和国成立、大横綱双葉山の時代でもありますねぇ。この頃力道山はまだ相撲取りでした。大山倍達も空手界での活躍は始まってましたが、まだ極真空手は成立してません。

1950年代。


マリリン・モンローの時代。古き良き時代ですねぇ。モンローと並ぶセックス・シンボル、ブリジット・バルドーの登場が50年代で、モンローはその前、40年代のデビューです。「ナイアガラ」「紳士は金髪がお好き」「百万長者と結婚する方法」「七年目の浮気」なんかで大ヒットしたのが50年代ですね。

さて50年分か。続きは明日にしましょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿