お願いします。“ヨーロッパ”ですから。
ヨーロッパ地区の最後にヨーロッパ駅という訳ですね。という割には今おっさんの部屋では「シークレット・ポリスマンズ・コンサート」のエリック・クラプトン&ジェフ・ベックの「Cause we're ended as lovers」がかかっておりますが。いいですねぇ、このアルバム。
さて、ローマ駅があるバティニョル通りからローマ通りを下ってヨーロッパ駅へ向かいます。ここローマ通りには嘗てパリの音楽学校があったので、今でも楽器屋さんが多い所です。現在音楽学校はパリの北東部、ヴィレット地区にあります。そういえばヴィレットには音楽博物館もありましたね。今度行ってみよう。
それはさておき楽器屋さん街。
楽器屋さん街を下って行くと、ウィーン通りとの交差点近く、ヨーロッパ駅がありますよ。
これまたギマールのアール・ヌーヴォーの入り口。
そしてこの駅にはこんな案内板がありまして。
(関係ありませんが、この文章を書いてるうちに、BGMは1984年の「バンド・エイド」の仕掛け人、ボブ・ゲルドフの「I don't like Mondays」に変わっております。アムネスティ・インターナショナルのために開かれたこの「シークレット・ポリスマンズ」がゲルドフにチャリティーアルバムというアイディアを与える訳ですね。そして作曲されたのが「Do they know it's Christmas?」でした。)
メトロ100年のための九つの駅(てかこのイラスト、メトロっていうより虫みたいだ)
メトロ100周年に際して、九つの駅が19世紀と20世紀をつなぐ指標となるテーマに沿って演出された。各駅ごとにテーマがあり、感動、時に驚きを呼び起こす。メトロの歴史の中で、これらの駅はメトロの文化的側面を見せてくれる。九つの駅とは、歴史の証人・チュイルリー、健康・パストゥール、音楽・カールフール・プレイエル、スポーツ・ヴィルジュイーフ・レオ・ラグランジュ、ヨーロッパ・ヨーロッパ、映画・ボンヌ・ヌーヴェル、メトロを造った人々・モンパルナス・ビヤンヴニュ、創造・サン・ジェルマン・デ・プレ、都市におけるエコロジー・リュクサンブール、である。
ヨーロッパ:ヨーロッパを巡り歩く
似ている所、違う所、ヨーロッパに毎日出会う。ヨーロッパ連合の15の国(訳注:この辺に時代を感じますね。現在ヨーロッパ連合は27カ国です)に、週ごとに発見すべきそれぞれのライフスタイルがある。行程に沿って、それぞれの国が順番に「駅」が表現しうる方法で紹介せれ、各々比較される:光、音、映像によって。それぞれが近隣国の習慣に出会ったり、比較検討してみたり。そしてヨーロッパの文化を探検してみよう。
…意味のよくわからない案内だ。
大体それらしい展示が見当たらん。こんなことが書いてあるから、リエージュ駅のモザイクの様に、またはショセ・ダンタン・ラファイエット駅の天井画の様に、展示がある筈だと思ったんだが…
あるのはこんなモニター。
駅のホーム中に幾つものモニターがあるけど、全部同じのをやってる。これでモニター毎にヨーロッパのいろんな国を紹介してるんならまだ分かるが。
キノポルスカ 2011年11月ー12月
パリ地下鉄・バス公団、メトロ3番線は、第四回フェスティバル・キノポルスカで上映される、スタジオ・セ・マ・フォルのアニメ作品の一部をご紹介するために、ポーランド協会と力を合わせる機会を得た事を嬉しく思います。フェスティバル・キノポルスカは2011年12月7日から13日、パリ5区、ルフレ・ド・メディチ映画館にて、今年はカンヌ映画祭の前哨として、ロマン・ポランスキー、イエジー・スコリモフスキ、アンジェイ・ワイダ、アンジェイ・ズラウスキ、また、若い世代からはBartosz Konopka、Jan Komasaなどを含む、20人程の高名な招待客が集い、それぞれの映画のヴィジョンとヨーロッパの歴史を分かち合う。
フェスティバルはまた、その多大な部分をスタジオ・セ・マ・フォルに関するアニメ映画にもさいている。このスタジオはポーランドのアニメ映画の分野では最も知られたグループのひとつである。そのレパートリーは1400作以上を数え、その半分以上は立体アニメであり、1983年のズビグニュー・リプチンスキー作「タンゴ」なども含まれる。
フェスティバル・キノポルスカはこのスタジオを上映・交流・アトリエなど10件程のイベントを通して全面に押し出している。
フェスティバル・キノポルスカはポーランドがヨーロッパ連合議長国となった機会に際し、12月7日から13日、パリ5区シャンポリオン通り3番地のReflet Medicis映画館で行われる。
もう「行われた」になっちゃってますよ。
まぁ、解説の文章にある(若手の方は残念ながら存じませんが)招待客はビッグネームばっかりですし、リプチンスキー監督は日本でも有名ですね。どんなに力の入ったイベントか分かろうってもんですが、だからって全部のモニターに同じ映像流さなくたって良さそうな。
で、フェスティバルは去年もう終わっちゃったんですけど、いつになったら新しい映像に切り替わるんだろうか?
さて、BGMの方も、ラストのシークレット・ポリスマンズ全員のコーラスによるボブ・ディラン「I shall be released」になりました。しかし、このバージョンを初めて聴いた時は、ボブ・ディランのオリジナルと同じ曲と気づくのに結構時間がかかりましたね。増してディランⅡの「男らしいってわかるかい」と比べると…うわ。
ところで、何故「I will be…」でなくて「I shall be…」なのかは10/25の記事を御覧頂きましょうか。単なる「こうなるだろう」という未来型ではなく、「こうする(なる)んだ」という意思が含まれてると「Shall」なんですよね。
ともかく。ヨーロッパ地区一回りの散歩も一段落。お疲れ様でした。
さて、ここらで一服。プカプカ プーカプーカ プカー。
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