2011年4月13日水曜日

鬼が出るか蛇が出るか。と言う程アブナくはないと思うんですが。

先日、薬局について書いた時にふと思い出し、それからずっと気になってた事を確認して来ました。
かなり昔、「フランスの薬局には茸の鑑定ができる人が居て、野山で取った茸を持って行くと、これは毒キノコ、これは食べて大丈夫、と教えてくれる」という話を聞いた事があって、普通に納得してたんですが。実際そうなのか?
結論から言うと、「否」です。パリの何軒かの薬局に聞いてみた所、「昔はそういうのもあったけど、今はあんまり…。古くからの係員が居る薬局なら多分…。パリとか大都市ではあまり無いけど、茸が採れる様な野原や森がある地方の薬局なら…」という回答で、「今はそういうのもインターネットのサイトで見られるから、あまり必要なくなって来た」との事でした。結構寂しい話ではありますね。

で、この薬局のネオンサインは恐らくはパリで一番派手なネオンじゃないかと思う訳です。と言うか、他に余り派手なネオンがありませんから、薬局が目立つんでしょうね。まぁ、この辺が一般的な所でしょうか。
最新式だと、こんなのもありまして、日付、気温、時間等が交互に表示されるタイプ。
ところで、こんな図柄もあるんですが。これも又、薬局のマークの定番ですねぇ、「ヒュギエイアの杯」。
こんな風にイラストになってる所も有りますよ。鏡になったショーウィンドウに描いてあるので、後ろの建物が映って見づらいですが。

これは結構珍しい。ピンクと黄緑。
この「ヒュギエイアの杯」も、緑十字と並んで薬局のシンボルですね。ギリシャ神話の医学の神様「アスクレピオス」の娘の一人が「ヒュギエイア」ですね。アスクレピオスはまた一時星占いで流行った「蛇使い座」の主でもあります。医者の祖先、ヒポクラテスもこのアスクレピオスの子孫と言われます。蛇は脱皮を繰り返す所から長命、再生のシンボルとされました。この蛇が絡みついた杯が「ヒュギエイアの杯」ですね。ヒュギエイアは薬学のシンボルでもあります。
アスクレピオスのもう一人の娘、パナケイアは治癒を司る女神ですね。ヒュギエイアは衛生の女神。英語のHygiene(衛生)の語源はこの女神様です。

アスクレピオスの杖にも又、蛇が絡み付いてますね。アスクレピオスの杖は、WHOのシンボルマークにもなってます。
日本でも白蛇が神の使いとして崇められる地方があるとか。ブラックジャックにもありましたねぇ、全身蛇の鱗のようになってしまう奇病を持った巫女さんを救う話。
元々蛇は知恵者と言われてもいました。だからこそ神様の使いにもなれるんでしょうね。

ところで。うちの家族にも蛇さんが居るんですけど。72年違いの蛇さんが。大蛇さんも、子蛇さんも、頑張って下さいよ。
ん?そう言えば鬼…というか…時々ツノが出る人も約一名、居た様な…気も…したりしなかったり。

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