古いなぁ。古過ぎる。70年代に流行ったカゴメ野菜ジュースのTVCMですが。田舎の農家から、都会で独り暮らしの息子に向かって親御さんが呼びかけるシリーズですね。
俳優さん達が演じていたのか、本当に独り暮らしの子を持つ親御さんに出演して貰っていたのか、どうなんだろう?呼びかける子供の名前もいろいろで、「野菜を摂らなきゃ」はほぼ一緒でしたが、「ダメだぞ、ダメじゃないか」にあたる部分はバージョンによって違っていて、「だちかんぞー」とか「だめじゃにゃーきゃー」とか。おっさんの記憶の中では「らちかんぞー」で、「らちかん」つまり「埒が明かない」→「ダメ」という意味だと理解していたのですが、濃尾平野の正統な方言では「だちかん」なんだそうですね。
因みに高橋留美子さんの代表作の一つ「うる星やつら」のひとコマにもこのCMのパロディがあって、八百屋さんの店先に「野菜をとらにゃらちかんぞー」と読めるポスターが貼ってあるシーンがあったりしましたね。「うる星」のサンデー連載は78年から87年まで(覚え易いな)、CMのほうは76年頃に流れた物だそうですからね。
で、野菜の話。独り暮らしのおっさんとしては、普段いい加減な食生活をしとります。
しかしこの「いい加減」というのも変な言葉ですね。良い加減、加減が良いのなら、「良い加減」なのは良い事じゃないのか?風呂の湯「加減」が良かったり悪かったり、病気の人に「お加減は如何ですか?」と尋ねたりしますけど、「加減が良い」のに、「良い加減」というのは良い意味では使われませんよね。
序でに言うと「適当」もそうで、「適して」「当たってる」んだからこれは良い事じゃないか。でも「適当」という言葉もマイナスイメージしかありませんね。子供の頃、テストの問題で「次の文章の(括弧)の中に『適当な』言葉を入れなさい」「日食は( )が( )を隠してしまうために起こる現象で、部分的に隠れるものを( )、全体が隠れるものを( )という」みたいなのがありまして、おっさん(註:当時は子供)は「これ、テキトーな言葉を入れたら0点だよな」などと考える捻くれた子供でありました。
ま、殿様が言う「良きに計らえ」みたいなもんか。
で、だから野菜の話。悪い意味で「いい加減」な食生活ではまずいので、食事のバランスを良い加減にするため、なるべく野菜を摂る訳ですね。ここしばらくは頂き物のコンソメスープの素がしこたまあるので、人参・ブロッコリー・卵コンソメスープをしょっちゅう作っておりました。(日本みたいに独り暮らし用の、一人分の野菜のパックなんて売ってませんからね)
が、コンソメについて素直に書くようなおっさんではないのですね。これが。
今日はサラダの浅漬け。こんなの。
作るのも簡単、ご飯がス○ム君(これまた古いな)、つまみにも良し。
だしの素(これも貰い物)大匙1、ニンニク顆粒大匙1、塩小さじ1、胡麻油少々をカップ一杯の湯で溶いて、市販の袋入りのミックスサラダ一袋の半分に絡めてしばらく放置。以上。食べ終わったら残った汁にサラダの残り半分を絡めてまた放置。
因みにだしの素はコンソメの素のキューブでも代用可ですね。
と、最初の画像の様な物が出来上がります。放置する時に冷蔵庫に入れておくと、サラダに塩気が浸み込んでしんなりした頃には良く冷えててこれまた結構。(こりゃ股けっこう?これも古いな)
で、先程出て来た「ニンニク顆粒」ですが、これ、ニンニク風味は出るけど、食べた後でも臭いは気にならないので(と思ってるのはおっさんだけで実は周りの人は嫌がってるとか?そうも思えないんだけどな)、いろんな物に振りかけちゃ喰っとります。
で、この容器、蓋の部分が二箇所開くようになっておりまして、その一:振りかけ用
その二:反対側はスプーン突っ込み用
で、たまに開ける蓋を間違ってしまい、「パラパラ」のつもりが「ドサッ」…「やっちまったー!」てな事になったりします。
ニンニク顆粒で「やっちまっ」ても大した事はありませんが、上の画像を良ーく見ると?
そう、これは胡椒です。胡椒の容器も同じ構造になってましてね。胡椒で「やっちまっ」たら…
いやー、どんな食べ物が出来上がるんだろうか。ああ恐ろしい。
止めて下さいよ、こういう容器。せめて大きな穴のパラパラと小さな穴のパラパラにするとか。大体胡椒をいきなり大匙一杯使う事なんてありませんからね。胡椒の容器にスプーン突っ込み用の穴は必要無いだろうに。「大は小を兼ねる」とは言いますけどねぇ。
振りかける前に自分で確認すりゃいい事なんですけどね…
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